統計検定2級に合格しました
はじめに
職場で無料チケットがもらえたので統計検定2級を受験しました。結果は合格でした。
せっかくなので,合格までにやったことを整理することにします。(ただし,問題については言及できません)
勉強したこと
概要をつかむ
最初にこの本を読みました。読むだけなので1日でさっとやりました。厳密ではない部分もありますが,全体を俯瞰するのには良かったと思います。
https://www.amazon.co.jp/完全独習-統計学入門-小島-寛之/dp/4478820090www.amazon.co.jp
また,次のYouTube動画を参考にしました。
かなり正確で信頼を置いていますが,統計検定2級向けというわけではありません。
真面目に勉強する
次にこの本を一通り学習しました。
https://www.amazon.co.jp/入門統計解析-倉田-博史/dp/4883841405/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=1PA60BEMF7KNQ&keywords=入門統計解析&qid=1644669058&s=books&sprefix=入門統計解析%2Cstripbooks%2C235&sr=1-1www.amazon.co.jp
大学初年度程度の教科書という位置付けのようです。数学の書籍としてはかなり読みやすい部類に入るのではないでしょうか。個人的にはかなりおすすめします。
通読して,各章末の問題もほぼ解きました。この一冊で統計検定2級の範囲はほぼ全て網羅できています。
過去問を解く
公式の過去問集を2〜3周しました。
https://www.amazon.co.jp/日本統計学会公式認定-統計検定-2級-公式問題集-2017〜2019年/dp/4788925524/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=U0OBAVCLW2AV&keywords=統計検定2級&qid=1644669724&s=books&sprefix=統計検定2級%2Cstripbooks%2C282&sr=1-3www.amazon.co.jp
もう一つ新しいものもありますがどちらでも良いでしょう。
復習する
toketarou.com たまにこれ間違ってないか?と思う箇所もありましたが,概ね問題ないと思います。
過去問をやってわからなかったところを調べるのに使っていました。(受かることだけを目標にするなら,この動画とWebサイト,過去問で十分かもしれません。)
勉強の方針
合格することが目標ではなかったので,理解することに重きをおいたつもりです。
具体例を挙げます。 標本比率の区間推定と言われたら
が思い浮かぶ人もいると思います。(過去問の解説などでは、この式が公式的に書いてあることも多いと思います)
これをが十分大のとき はで近似できることから,となり,が成り立つ。これを標準化して,という導出ができるようにしていました。
勉強以外の注意点
私が受験したのはCBT形式でした。 パソコン教室に行って,パソコンで受験しました。
受験してみて感じたことを挙げます。
- PC画面では問題が読みにくい
いつも本でやっていたので,目の前にあるディスプレイに問題が表示されていたというのがやりにくかったです。また,本と違って問題文に書き込んだりできないのも普段と違う点でした。
- 計算用紙について
本番で使用できる計算用紙はA4用紙2枚分のラミネートフィルムみたいなものでした。スペースが不足した場合は交換してもらえます。ただ,交換なので1枚回収されて,1枚もらえるという感じでした。
私は普段から,余白多め,文字大き目のスタイルなので,結局4枚目まで用紙を使用しました。 ペンも会場で渡されるものを使わないといけません。
- 試験時間
緊張もあったのかもしれませんが,過去問を解いていたときは時間はかなり余裕だったと思うのですが,本番では時間ぎりぎり足りませんでした。 時間をきちんとはかって練習しておくのも大事かもしれません。
おわりに
このような資格試験は10年近く前に受けた情報処理試験以来でした。久しぶりでしたが,ちゃんと受かって良かったです。
これでやっと別のことに取り組めます。